魔法使いの弟子



入れ替わり立ち替わり、ありとあらゆることが夢の中で起こる。

「夢の中で思うこと」と「目覚めてから思うこと」の距離にいつもいつも泣きそうになってしまう。
ありとあらゆるメタファーに囲まれて、私の物語は作られていくことを思う。
物語が作られることを思う。

「私」は単なる筒のようなもので、ストローのように、何かがその中を通ることで機能するのだと
抜け道のようなものなのだと最近よく思う。

郵便屋の赤いバッグ、魔法使いのローブ、AがBへと変わること、BをCへと変えること。

あの人のことを考えている。