who killed marie

愛しい愛しい毛皮のマリーズが解散を発表してしまった。
終わりが見えているというだけで、こんなにも悲しく寂しい。まだ私は彼らからの言葉を得ていないけれど、きっと何を言われたとしてもこのやるせなさは消えない。

私はただもっともっとマリーズといたかった。彼らの音楽は消えないけれど、もっともっと一緒にどきどきしたかった。志磨くんのかっこよさに痺れて、ヒロティが可愛くて、西くん富士夫コンビが好きで、新しいアルバムが出るたびにツアーの心配をして、もっともっとステージで歌うマリーズを見たかった。モリー歌いたかった。ナーナナ、ナナナ、ナーナナーって歌いたかった。不器用でうるさい生々しさが好きだった。大好きだったし、大好きだ。

そんな風にわめき散らしても、この静かな悲しみはまだ胸に横たわる。
愛するものがなくなってしまう。そのピンと張り詰めたような静けさ、終わりの予感。最後のアルバム THE END にはそんな悲しみがぎゅっと詰まってる。
あぁなんて完璧なんだろう。どうしてこんなにきれいなんだろう、そしてどうしてこんなに素晴らしい音楽を作るマリーズが、志磨くんが。

ただただ、とても寂しくて悲しい。

今は早く、彼らに会いたい。

THE END【初回盤】